マシンライブとChatGPT

 

僕らの生活に唐突に割り込んできたAI。
ChatGPTなりGrokなり、良い話し相手になったり相談相手になってくれてますよね。
しかし物凄いポテンシャルを持っていながら持て余している人が多数なんじゃないでしょうか?

そこでChatGPTに的を絞り自分が実践してる活用法を紹介します。
というよりChatGPTとの奮闘記ですね。

◯無課金?課金?

月額3000円くらいとサブスク系サービスではかなり高い方です。
IT系の仕事に就いてるならともかく、趣味の分野に月3000円は躊躇します。


マシンライブ文脈での使い分け例

無料版でできること(GPT-3.5):
セットリスト構成を相談する
「EctocoreとTEMPERAってどう違う?」みたいなテキスト相談
ライブ用フローや構成の下書き
→ 思考の壁打ち役としては十分使える

有料版(GPT-4o)ならできること:
PDFマニュアルを読ませて「この操作どうやるの?」に答えさせる
音声ファイルを聴かせて「このリズム、どう思う?」と相談できる
ライブ用パッチ画像を解析して「設定のミスどこ?」と教えてくれる
ステージ構成の図を描いてもらう、ブログのサムネ作ってもらう
→ 現場でも制作でも“頼れる相棒化”するレベル


(と本人が謳ってますが、GPT-4oも言うほど賢くはないです。)

◯有料版のいいところ

・相手は人間じゃないので同じ質問を繰り返しても怒られない。
 とことん付き合ってくれる。

・英字だろうと日本語だろうとPDFマニュアルが読めるので、
それを覚えさせて必要な時に引用させられる。

・「メモリ」があって大事な事は覚えてくれる。
スレッドを跨いでもそのメモリにある内容は引用してくれる。
(持っている機材、好きな音楽、嫌いな表現など)

・メモリのお陰でスレッドを跨いでもメモリ内容を引用してくれる。

◯有料版でも残念なところ

・スレッド内の会話を削除する事ができない。
・スレッド内の会話にブックマークつける事ができない。

整理はスレッド単位でしか出来ないのが困りものです。
無駄に会話が長くなるし気に入った会話内容でも覚えておく事が出来ません。

 

◯大事なのは裏取り

3.5にしろ4oにしろ、結構デタラメ言います。どっかのブログと同じですね。
しかも妙に説得力のある言い回しなのでかなり騙されやすいです。

嘘の実例:
Organelleで「鍵盤ハーモニカ(メロディカ)のパッチってないの?って訊いたところ、
自信満々にこう答えてきました。

こりゃ信じちゃうでしょ?
しかしリンクを踏むとorganelleではなくvcv rackのパッチだった。

更には[melodicACID]というメロディアスなアシッドベースだったのです。
[CID]読めや!

「鍵盤ハーモニカの音がシンセで出せる!これでワイもオーガスタ・パブロになれるで!」
と期待してたのに思いっきり騙されました。
もちろん有料版の4oの方です。

こういう事がザラにあるので注意して使いましょう。
「これはこうです」と言われてもネット上で改めて調べて、違っていたら容赦なくツッコむ。
慈悲の心。裏取り。ツッコミ。
これがChatGPTのインストラクション・ワンです。

◯マニュアルは読ませろ。正しい表記を使わせろ。

Labyrinthのパッチング相談をしていたところ、存在しないジャックにパッチしろと
言いやがります。JUMP INて何だよ!

この後Labyrinthの正しいジャック名称を教えてやりました。
「なんでこんな面倒な事しなきゃならねぇんだよ。。」と愚痴こぼしながら。

更にこの後にPDFマニュアルあるからちゃんと読めや。
マニュアルに無い表現は使うなや。と釘を刺しました。

◯図解はあんまアテにならない。

会話の途中で「図にして説明しましょうか?」と言われる事が多々あります。
Labyrinthのパッチングは一箇所にまとまっている為わかりづらいんですよね。
これを図にして貰えば掴みやすいんじゃないか?と思って頼んだら、

こんなん出てきました。
これじゃ只の絵じゃん。

仕方ないからマニュアルからパッチ図の見本を引っ張り出してきて、
「これをお手本にしな。これからもずっとだぞ!」と言ったら
ようやく正しい図をかいてくれました。
今後それが続くのかチョット不安です。

◯真骨頂!ライブ構成!

これは純粋に助かると思いました。

「こんどライブすんの。20分のライブ。機材はアレとコレ使うんだけどどうしよう?」
的な質問を投げて、その後ミキサーの制約などを伝えていくと、
こんなん書いてきました。

100点満点です。

ついでにタスクごとにアラームしてくれるタイマーアプリも教えてくれた。

◯その他もろもろの相談

カメラ関連や撮影の相談もしてますが、こっちは割と正確ですね。
次に撮影したいロケ地の写真をUPすると、
「ここで撮るならNDフィルターは何番でISOは幾つでLUTはコレで〜」とか、
動画撮影初心者には頼れます。

こんなロケ地の写真送ったら、

こんな絵コンテ描いてきたり。

 

あと純粋なダブミキシングのテクニックも解説してくれる。
おれこんな名前がついてんの知らなかったよ。

 

◯まとめ

こんな具合に奮闘してますが、月3000円払う価値はあると見込んでます。
もっと詳しい人は沢山いらっしゃると思うので、
電子楽器関連で有効なアイデアあれば教えて下さい。
Twtterで@rudeloopsを検索すればアタシ出てきますので。

 

 

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