Maschine Plusでマシンライブ#2

どうもこのMaschineの記事で初めて当ブログに引っ掛かり「コイツ何者だ?」と
思われてる方もいらっしゃいますが、
アタシただのDJ崩れな機材廃人です。曲作りません。楽器出来ません。
一説には「マシンライブ」という言葉を作った男だと言われてますがそれはデマです。広めただけです。
あしたのジョーでお馴染み東京有数のスラムタウン泪橋付近在住です。口悪いです。育ちも悪いです。
よろしくお見知りおきを。

連載2回目は音源紹介、の前におさらい。

◯ソフトウエアモードからスタンドアロンモード(PC→ハード)へのプロジェクト移動

この連載では基本的に「Mac上のソフト版Maschine」で細かく作り、Maschine Plusへ移行させます。
覚えるまで面倒臭い作業なので今一度説明します。

・ソフトで保存の際に「Save Project with Samples」を選択。
・場所はMacの場合ユーザー名→書類→NativeInstruments→Maschine2→Projectsフォルダにある。
・Maschine PlusのSDカードをMacに挿す(この時SDカードの名前を「Maschine SD」とすると混乱しない)。
・Macで保存したファイルとサンプルフォルダを一緒に
 SDカード内のNativeInstruments→Maschine2→Projectsフォルダにコピー。

・初回はMaschine Plus本体のBROWSERボタンを押し、
 画面上のボタン1と4で「PROJECT」「USER」を選ぶとファイルが出てくる。
 2回目以降の保存は「FILE」ボタンから呼び出せる。

◯サウンドの割り振り

さて前回8つのGROUPをドラムマシンで言うトラックとして考える、と決めましたが、
改めてMaschine独自のルールを説明しましょう。

・違うGROUPであれば同時発音できる(ループ込みで同時発音8とする)
・SOUNDは同時発音出来ないがPatternで分ければ16種類までの音を入れられる。
・シンセやエフェクトは幾らでも積めるがCPUの限界に注意。

自分の場合、下のように割り振りました。

A:ドラムシンセでのキック、ロータム(低音域の打楽器担当)
B:ドラムシンセでのスネア、リム、クラップ(中音域の打楽器担当)
C:ドラムシンセでのハイハット、シェイカー(高音域の打楽器担当)
D:ワンショットサンプル(効果音担当)
E:ループサンプル(パーカッションループ)
F:ループサンプル(パーカッションループ)
G:上モノシンセ
H:外部入力/ベースシンセ

もちろん同グループで複数パターンの同時再生は出来ませんが、
同時でなければ複数サウンドは入れられますのでスネアGROUPにクラップを置いたり、
キックを用途によって数種類入れたりも出来ます。シンセのプリセットも別の物を置けます。
EとF両方をループサンプルとしたのは、
フェーダー操作でロングミックスしてDJ的演出をしたいからって意図でやってます。

◯ドラムシンセ

サンプラーが肩書であるMaschineですがシンセも潤沢に揃ってます。
アタシ自身サンプラーよりもシンセの方が得意なので基本的なドラムはシンセでやっちゃいます。

・キック
・スネア
・ハット
・タム
・パーカッション

それぞれ複数のシンセエンジンが用意されていて選ぶのに困るくらいです。
ここの読者さんは「とりあえずイカついキックを作りたい!」と思われるでしょうからそこだけ紹介。

・エンジン:Dusty、他パラメータはそのまま。
・EVENTSページでピッチを適当に上げ下げする。
(デフォはC3だけどA2〜D3くらいが良い)
・エフェクトにマキシマイザーAMOUNTは馬鹿の一つ覚えで100%

古今東西全てのドラムマシンの評価はキックのイカつさで9割決まります。
異論は認めません。

 

◯シンセ

Maschineでのシンセの使い方は、プリセット呼び出し→パラメータ微調整となります。
何度も言うけど物凄く味気ないです。我慢しましょう。
内蔵ベースシンセの他にもMONARKがあります。
MONARKはMINI MOOGだかなんだかをモデルにしたモノシンセでベースにはうってつけ。
「Birla Bass」っていうクッソ重いベースのプリセットを気に入ってます。

内蔵ポリシンセと、FM8などがあります。FMシンセは難解なので素直にプリセットから探します。
元々大量にプリセットサウンドが入ってますが、 市販プリセットやフリープリセットもインストールしたいですよね。
だけどそのやり方がわかりません。ごめんなさい。
どっかに情報がある筈なんでいずれ調べます。

◯ループサンプル

市販のループサンプルや、自作のループをMaschineに読ませる方法を紹介します。


・まず該当するSOUNDスロットにドラッグ&ドロップ。
・サウンドスロットのすぐ左にある波形マークをクリック。
・波形の絵がある上に「Edit」をクリック。
・波形の絵の下アイコンから「STRETCH」をクリック。
・元BPM(1/2、1/4、等倍から選択可)と新しいBPMを確認して「Apply」をクリック。

これでタイムストレッチ完了です。

 

◯小ネタ

小ネタ1.

Maschine Plus本体での話。
16パッドのすぐ左の「SCENE」から始まるページ切り替えなんですが、
デフォルトではボタンを離すと元のページに戻ってしまいます。
ですがページボタンを押しながら左画面上ボタンの一番左(ボタン1って奴)を押すと
「SCENE」の表示が灰色から白に変わり表示したページを保持できるようになります。
モーメンタリとオルタネイトの違いですね。
ここは凄く気が利く機能だと思いました。

小ネタ2.

ソフトウェア版のピアノロールの右上に二つのマークがありますが、
これはドラッグ&ドロップでそのパターンをWAV化/MIDI化してくれるものです。
ヒョイっと即WAV化して他ソフトに移したり出来るので地味に便利です。
要らんパートはミュートしておきましょう。

◯まとめ

次は何を書こうか思いつかないけど、具体的なプレイテクニック(って程でもない)や、
新しい小ネタを探せたら紹介していきます。

 

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