モジュラーシンセはじめました【パッチ編】

組立が終わったらさっそく音を出してみたいものですが、
最初はドコにナニを繋げば良いのかサッパリわかりまてん。
初心者なんだからシンプルな構成のモジュールにすれば良かったのに、
カッコいいからって理由だけでイカツいモジュールを選んでしまったのが間違い。

仕方なく購入先に持ってって店員さんに教わったり、
シンセの音作りをイチから復習したりしてようやく基礎の基礎を覚えました。

※ちなみにココのサイトがアナログシンセの基礎を学ぶのに最適です。
【文系にもわかるアナログ・シンセサイザー超初心者入門】
http://www.proun.net/guide/
ここで最低限覚えておきたい用語を紹介します。
CV:コントロール・ボルテージ。
操作用の電気信号で、音の長さや音の高さなどを制御する。
GATE:CVの一種で音の長さを制御する信号。
CV NOTE:CVの一種で音の高さを制御する。

VCO/VCF/VCA:VCはボルテージ・コントロール。
Oはオシレーター、Fはフィルター、Aはアンプ。

EG:エンベロープジェネレーター。
GATE信号に時間軸で変化をつける。

では実践。
経過0

まずはシーケンサーや鍵盤からのMIDIケーブルを
【MIDI to CVコンバーター】に繋ぎます。
[CV NOTE]から【VCO】の[PCV]へ
[GATE OUT]から【VCA】の]CV IN]へ

パッチ1パッチ2パッチ3

【VCOモジュール】の[波形出力(この場合は矩形波)]から、
【VCFモジュール】の[AUDIO IN]へ

パッチ4パッチ5

【VCFモジュール】の[VCA OUT]から
【VCAモジュール】の[IN]へ

パッチ6パッチ7

とりあえずこれで演奏が出来るようになりました。

経過1

VCOでピッチ調整、VCFで音色を変えられます。
しかしプーピー言うだけでツマンない音です。
そこでVCAとVCFに対してエンベロープジェネレーターを繋いでみます。

GATE信号(黄色のケーブル)の流れ
【MIDI to CVコンバーター】の[GATE OUT]から【EG】の[GATE IN]へ
(EGが二つある場合は信号を分岐させる)

パッチ8

※写真の場合はアンプEGのTHRUからフィルターEGのGATE INに繋いで分岐させてます。
マルチプルモジュールなど信号を分岐させるモジュールがあると便利です。

パッチ9

【VCA用のEG】の[OUT]から【VCAモジュール】の[CV IN]へ
【VCF用のEG】の[OUT]から【VCFモジュール】の[MOD IN]へ

パッチ10

こうする事でアンプとフィルターの効きを調整できるようになり、
多彩な音作りが出来るようになります。

経過2

ここまでの工程を動画にまとめました。

※モジュールのブランドによってジャックや機能の名前が変わる場合があるけど、
そこはご自身で調べてください。

後は細かい事考えずに謎のジャックに片っ端から差し込んで遊んでみれば、
いろいろ変な音が出せるようになります。
もちろんプリセットもメモリもありませんから、
気に入ったセッティングは紙に書いて覚えましょう!

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