AnalogRYTMにサウンドパックをインストールする。

数あるハードシンセの中でも操作が難解と(オレの中で)定評のELEKTRONマシン。
ほんとAIRAにしときゃ良かったヨと後悔しながらも、
唯我独尊のコンセプトに惚れ込んで手放せずにいます。
現在は前の記事でも取り上げたOCTATRACKの他にAnalogRYTMを使っています。
ちなみに「SatsubatsuFunk」のゴッツいベースはコイツで演奏。

imgres

細かいスペックは公式ページを参照にして貰うとして、
http://www.elektron.co.jp/products/analog-rytm
自分が気に入ってるコイツのイカす所は、
一つのトラックにドラムシンセの音と外部から取り込んだサンプルをアサイン出来る事。
それらにLFOかけたりFILTER通したり音階つけたりなんだり出来るわけですから、
屁のつっぱりの要らないとにかくスゲぇ奴なんですよ。

ELEKTRON謹製AR専用サウンドパックも豊富なので、
教材がてら何個が購入してみました。
http://eu.elektron.se/accessories/#sound-packs
が、コイツのインストール方法がかなーり面倒。
マニュアルは英語なんで読む気にならない。
丁寧に解説してくれる動画もあるんだけど、

BGMの「モワ〜ん」が激しく眠気を誘うので最後まで見られない。
ELEKTRON製品の習得が困難と言われる所以に
「公式動画BGMが眠たい」というのも絶対あるでしょう!

眠気をこらえてこの動画を穴が空くほど繰り返し見たので、
せっかくだからサウンドパックのインストール方法をここで説明します。
一応動画通りの順番で解説します。

1.準備
スクリーンショット 2015-07-10 13.14.10

ARとパソコンをUSBケーブルで繋ぎ、
ElektronからリリースされているSysEXマネージャーソフト「C6」を立ち上げます。
C6はサポートページの「DownLoads」の中にあります。
http://eu.elektron.se/support/?connection=analog-rytm

2.AnalogRYTMの設定

まずは新しいプロジェクトを作成します。
GROBALメニュー(Funktionキー押しながらTrackキー)を出して、
PROJECTLOAD PRROJECTを選び、一番下の「CREATE NEW」を選びます。
名前はとりあえずサンプルパックの名前にしとくと無難です。

IMG_3666
次にUSBポートからMIDI信号のやりとりが出来るようにします。
GROBALメニューMIDI CONFIGページMIDI PORT CONFIGページを選びます。
そこでINPUT PORTという項目があるので、「USB」又は「USB+MIDI」を選びます。

IMG_3667
そしてサンプルのディレクトリを新規作成します。
GROBALメニューSAMPLESでサンプルのページを出したら
矢印キー右でサブメニュー「CREATE DIR」を選びます。

IMG_3668
新しいディレクトリが出来たら、
もう一度GROBALSAMPLESでそのディレクトリを選び、
矢印キー左で「UPLOAD HERE」を選びます。

IMG_3669

これでAR側のサンプル受け入れ準備はOK。

3.C6からサンプルを流し込む

スクリーンショット_2015-07-10_15_39_19

C6メインページの[Config]ボタンを押すとコンフィグページが立ち上がります。
MIDI InとMIDI OutそれぞれにAnalog Rytmを選び、
Sample Setthingの項目のチェックボックスを3つともオンにします。
ココにチェックを入れずに転送するとサンプルに名前がくっつきません。
ボクはここがわからずに苦労しました。
※ちなみにC6を再起動するとチェックが外れるので要注意。
サンプルパックのサンプルをC6にドラッグし、
SHIFTキーとクリックで全部のサンプルを選択します。
(なぜかcommand+Aでは選択できない)
そしてメインページの左上「Send」ボタンを押すと転送開始。
転送にはけっこう時間がかかるけどじっと我慢。
たまに全部のサンプルを転送し切れない場合もあるので終わったら要チェックです。
転送し終わったら「Close」ボタンでC6からサンプルを削除します。

4,キットやパターンの転送

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またAR本体でGROBALメニューからSYSEX DUMPSYSEX RECIVEを選びます。
ANYTHINGからRECIVE ANYを選びます。
これで本体の受け入れ準備OK。

C6でsysファイルを選び、サンプルと同じように転送します。
とまぁこれでサンプルパックのインストールが完了。
階層のアッチコッチにアクセスしなくてはならないので混乱します。
純正エディタソフトOVERBRIDGEがリリースされればこんな苦労も不要にになりますが、
今のところAnalogFour/Keysのみに対応したベータ版。ARの対応はもう少しかかりそうですね。

elektron_anuncia_overbridge

http://eu.elektron.se/overbridge/

OCTATRACKには対応しないようですが、
サードパーティが専用エディタを開発中なようです。
http://octaedit.com/

両方揃ったら神マシン確定。
以上、解説というより備忘録的な記事でした。

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