OCTATRACK Tips2 「専用MIDIコンOKTAKONTROL」
OCTATRACKのTipsっていうかレポートですよねコレ。
まぁ細かい事は抜きにして2回目の今回は強力なオプションの登場です。
トラックの抜き差しで展開を作るのがループミュージックの基本ですが、
OCTAのミキサーは2工程のキー操作が必要なので直感でやりづらいのが痛い。
そこで以前フェーダー付きのMIDIコンで操作をする方法を紹介しましたが、
荷物もかさ張るしイマイチっちゃイマイチ。汎用品だから仕方ないですけどね。
で、色々探した挙句に見つけました!
OCTATRACK専用ミキシングコントローラーその名もOCTAKONTROL。
ドイツのガレージメーカーAG-KWが作っている製品でおねだん230ユーロ。
今回は送料込みで37000円前後で購入できました。
http://ag-kw.de/product/oktakontrol/
そしてこのPVの強烈なダサさにツッコミどころが掴めず困惑。
ドイツ版クレクレタコラなのか?コイツは。
ELEKTRON公式のクソ眠たいTipsもそうだけど、
EU圏の連中のセンスってどうなってるのか不思議で仕方ないです。
◯OKTAKONTROLの機能と特徴
マニュアルはこちら。
http://ag-kw.de/downloads/Oktakontrol-Operating_Handbook.pdf
何しろボク英語読めないもんですから、 翻訳サイト使って何とか読んでいます。
メインに8本のフェーダーと8個のボタン。
ファンクションキーで各用途の切り替えを行います。
デフォルトではボタンが各トラックのミュートになっていて、
他にはSolo、Armなどの機能が割り当てられています。
フェーダー操作はトラックレベルではなくAmpVolumeの操作になっています。
またFunktion + Pageボタンでフェーダーの役割を変更する事が可能で、
エフェクトのパラメーターをいじったりもできますね。
筐体はスチール製でOCTAと同じ仕上げなので質感もバッチリ。
フェーダーはアルプス製で重くもなく軽くもない(ベスタクスとパイオニアの中間くらいかな)
◯OKTAKONTROLのマッピング変更
フェーダーで操作するのがAmpVolumeってのがどういう意図なのか謎です。
これをTrack Levelに変更し、ついでにSolo機能をCUEに変更します。
このOKTAKONTROLはArduinoというオープンソースのマイコン規格を利用しているようで、
プログラムも公開されているのでマッピング変更が可能です。
http://ag-kw.de/oktakontrol-firmware/
可能です。
可能です。
可能です。
、、、、、と謳ってはいるんですが、ここでドツボにハマりました。
ウチのパソコン環境はメインにMac OSX10.10Yosemite、サブPCにWindows7-64bitなんですが、
どちらもますそのArduinoを使えるようになるまでドライバやらポート設定やらで四苦八苦。
どうにか設定は出来たものの、
OKTAKONTROLとUSBケーブルで繋いでも認識しない。
別途購入したArduinoUNO-R3という基板でなら認識する。
プログラムが書き込まれているICチップは共通の物を使っているらしい。
・・・閃いた。
OKTAKONTROL用のプログラムをArduinoUNOに書き込んで、ICチップを交換しちゃえばいいんじゃない?
そして早速分解!
で、出来ました。
ちなみにMIDI CCの変更は上記のファームウェアをテキストエディタで開き、
AmpVolumeのCC25をTrackLevelのCC49に、
SoloのCC50をTrackCueのCC51に書き換えています。
MIDI CC番号はOCTATRACK純正マニュアルの付録に載っています。
※Arduinoの設定に関してはご自身でお調べ下さいな。
※壊してもおれ知らないよ?ガレージメーカー製品の改造なんて自己責任が基本だかんねー。
◯まとめ
OCTATRACKの最大の弱点(か?)ミキシング機能をコレで強化する事ができます。
マッピング変更でDJミキサーのように使う事も可能なので使い勝手は最高です。
OCTATRACKをお持ちの方ならお勧めです。プレイの幅が拡がりますよ。