【組み立てドラムマシン】SonicPotions LXR
テクノ/ハウス系のハードシンセの中核といえばやっぱドラムマシン。
アレコレ買ったり売ったりしてるうちにスゲぇ面白そうなのに遭遇しました。
これ自作キットなんですよ。
http://www.sonic-potions.com/lxr
ELEKTRONの出来損ないみたいなデザインではありますが、
パラメータが多すぎてウンザリするELEKTRONよりも取っ付き易いんじゃないでしょうか。
6ボイスで音源はVAとFMのデジタル、サイズはELEKTRONより小ぶり。
動画を観る限りではMachineDrumとMonoMachineを足して3で割ったような雰囲気。
で、驚愕のお値段。
トリガー出力できるI/Oボードとアクリル筐体ついてなんと5万円。
送料と税金もコミコミで、ですヨ。
ELEKTRONの1/4です。
動画やSoundCloudで聴く限りでは音も上々。
https://soundcloud.com/sonic-potions
海外のフォーラムでは「プアマンズMACHINEDRUM」なんて言われちゃってますが、
パラメーターが少なく液晶の表示もシンプルで文字が大きいので、
この機能の少なさは逆にメリットなのでは?と思えます。
◯主な機能
・6ボイス7トラックVA/FM音源
・モノラルx4又はステレオx2系統の出力
・トリガーごとに音階も付くよ。
・オプションでクロック出力や7トラック分のトリガー出力もついてるので、
ユーロラックのドラムモジュール用シーケンサーとしても最適。
・490KBまでのモノラルWAVファイルも使える。
・iPad用のエディタアプリもあるっぽいよ。
http://mididesigner.com/qa/2003/layout-sonic-potions-lxr-digital-drum-synth
◯オプション
・アクリル製筐体(事実上コレ一択)
・トリガーI/Oボード(お勧め)
◯別売りで必要なもの
・電源アダプタ(9Vセンタープラスがお勧め)
・SDカード(FAT32フォーマット容量は小さい物でOK)
◯買っといた方がいいもの
・エアコンパテ(タクトスイッチとボタンの接着に必要)
・M3ビス、ワッシャ各種(付属のネジがマイナスなので回しづらい)
・電源用ボタン(小ぶりなオルタネイトスイッチとピンヘッダ)
◯組み立て
部品点数もかなり多めです、右中に写っているのはオマケのガムw美味しかったよ。
早速組み立て作業に入りましたが、
Thonkで売られているモジュラーシンセのキットほど親切じゃないので注意が必要。
抵抗の色がマニュアルと違うので分かりづらい。
デジタルテスターで抵抗値を確認しながら取り付けていきました。
それ以外はまぁ難しい程でもなく、朝から初めて夕方には基板部分が完成しました。
この時点で試しに音を出してみたらヤベぇヤベぇ。
マシンドラム喰えるでコレ。
が、
一緒に購入したアクリル筐体の加工精度がメチャクチャ悪い。
まず天板が閉まりません。あとボタンの穴がズレます。
このボタンも難アリで、
タクトスイッチの土台と干渉してしまうので押し心地が悪い悪い。
ちょっと分かりづらいけど、
左が加工前。丸い部分をヤスリで削って中の四角い部分とゾロにします。
他にも干渉する部分が色々あるんでシコシコ削ってどうにか筐体完成。
電子工作以上に筐体の加工と修正に苦労しました。
大きさはELEKTRONより一回り小さくかなり軽いです。
いやーもうこの筐体のクオリティには殺意を覚えます。
中身がソコソコ優秀だから余計に腹が立つ。
◯まとめ
そんなんでも音はかなりイイ線いってます。
SoundCloudのサンプルに偽りなし。
太くてブ厚いキックにメロメロ。
MACHINEDRUMもAnalogRYTMも所有していましたが
コッチの方がラクに好みの音を出せますね。
問題は筐体とボタン。
ホント納得いかないので近日中に魔改造しますわ。