OCTATRACK Tips9「ELEKTRONマシンをハードウェアで強化」
何でもかんでもOCTATRACKを中心に考えるようになると、
物足りない機能が出てくるのは仕方のないこと。
特にツマミっすよね。OCTAの場合縦フェーダーが8本増えると手放せなくなりますし、
SCENEに頼らず複数エフェクトを操作したと思ったらツマミの追加をしたいですよね。
以前のMIDIコン記事が好評なのと、
自分の所有するOKTAKONTROLが珍しがられるので再度まとめ直しました。
恐らくは他のELEKTRONマシンにも使えるネタだと思います。
◯MIDIコンでミキサー/エフェクト強化
OCTATRACKで使えるMIDIコンは、
CC番号をコントローラーが側で設定出来る物に限ります。
また外部から制御できるパラメーターも意外と少ないので注意。
◯DIN端子付きタイプ
DIN5の端子が付いているMIDIコンを探すのが一番の近道。
種類は多くないけど入手可能な物が色々あります。
・OKTAKONTROL
http://ag-kw.de/oktakontrol/
正にOCTAの為のMIDIコン。ちょー愛用しています。
統一感のある筐体と絶妙な重さのALPSフェーダー。
この質感で235ユーロはいい買い物です。
詳しくは過去記事を参照して下さい。
・evolution UC-33e
これを使っている人をたまに見かけます。
フェーダーに加えてツマミがあるのが羨ましい。
現在は生産されてませんが中古で1万円台前半と手頃な値段です。
日本語マニュアルのPDFもDLできるようです。
・BERINGER BCR-2000
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/19019/
コイツも使えそうですね。デカいらしいけど。
・FADERFOX PC4
http://www.faderfox.de/pc4.html
小型のコントローラーならこちら。奥行きがOCTAとほぼ同じです。
英文マニュアルでも大丈夫な方に。
縦フェーダーが8本ついてるUC4もあります。
◯USBのMIDIコンをMIDI端子に変換する機材
・KENTON MIDI USB HOST
http://www.fukusan.com/products/kenton/midi_usb_host2.html
これを使えば大抵のUSB端子MIDIコンがOCTAで利用可能になる筈です。
・iConnectMIDI4+
http://www.minet.jp/brand/iconnectivity/iconnectmidi4/
少々かさばりますがMIDIパッチベイとしても使えるので便利。
これらを使えば大抵のMIDIコンでOCTAやELEKTRONマシンをコントロールできます。
OCTAにお勧めと言えばnovation LaunchControl XL。
つなぎ方は過去記事を参照して下さい。
コンパクトなのが良いという方にはKORGのnanoシリーズもいいっすよね。
要はフェーダー8本ついてりゃ何とかなります。
◯iPadを使う
・Lemur for iPad
https://liine.net/en/products/lemur/
MIDIインターフェイスが必要になりますが、
iPad用の汎用MIDIコンアプリLemurも使えそうですね。
OCTA用のテンプレートはELEKTRONのユーザーフォーラムにUPされています。
http://www.elektronauts.com/topics/view/4951
・MIDI TOOL BOX
http://mtb.artteknika.com/
OCTAとは直接関係ありませんが、持っていると凄く助かります。
MIDIイベントモニターでOCTAから出力されるMIDIメッセージの確認とか、
MIDIコンの試用とか。
◯トラックを増やす
8つじゃ足りない!という欲張りな方にはOCTAもう一台買うかw、
別の機材で連携させるといいでしょう。
ワンショットサンプルを10トラック増やす事ができます。
Flexマシンの代わりに如何でしょうか?w
いやぁでも結構使えますぜコレ。
・AKAI MPX8
http://akai-pro.jp/mpx8/
所有していないので何とも言えないんですが、
ポン出しならvolcaよりこちらの方が使いやすそうです。
シーケンサーはついてないので要注意。
MIDI入出力があるのでMIDIコンとしても使える?
OCTA内部のサンプルをPADで鳴らせるのかな?
或いはOCTAのシーケンサーでこの中のサンプルを鳴らせるのかな?
・MIDI端子付きのMTR
長尺のサンプルを扱うのが苦手なOCTAですが、
MTRを録音ではなく再生機器として利用すれば解決しそうですね。
実際古いMTRをライブで使用している人も多いです。
現在新品で入手出来るMTRにMIDI端子の付いている物が無いのが残念。
ループでない歌物や生楽器を取り入れたい人は検討の余地アリです。
◯外観のカスタム
・カスタムペイント
GHOST IN MPC
http://ghostinmpc.com/
AKAI MPCシリーズを中心に筐体のカスタムペイントを行なっている業者さんです。
以前白く塗られたMACHINEDRUMを見せて貰ったんですが(たぶんココ)、
純正に劣らないクオリティでビックリしました。
・フェイスパネル
http://www.dickmalibu.com/collections/elektron-series
アメリカではこんなのも売っているようです。
むしろ黒MDとか赤MDが凄くカッコいいんだけど。
◯その他の小物類
意外と値の張るCFカード。でもSDカードより安全性が高いそうですよ。
カメラ用としても信頼性の高いSanDisk製の物を使っています。
付属品との速度差はよく分かりませんw
・スタンド
机の上で斜めに立てておきたい場合はノートPC用のスタンドが便利。
自分は値段の安いiPad用を流用してますが、重さに耐えられずいつか壊れそう。
あーでもコレかっけー。
https://www.perfectcircuitaudio.com/accessories/stands/ergonomic-end-panels-for-elektron-boxes.html
・MIDIスプリッター
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/208121/
電源要らずのパッシブタイプMIDIスプリッター。
日本のギター・エフェクターのメーカー製らしく、デザインが気に入ってます。
3つくらいまでなら今のところ問題なく使えています。
心配な方には電源付きのMIDIパッチベイの方をお勧め。
◯まとめ
以前のMIDIコン記事を書いた時にはMIDIコンに選択肢は無いと思っていましたが、
探すと使えそうなヤツが結構でてくるもんですね。